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黒崎宿場町歴史探訪講座第4回目

「黒崎宿のにぎわい 長崎街道と黒崎宿本陣跡の発掘調査から」
講師:(財)北九州市芸術文化振興財団 埋蔵文化財調査室学芸員 佐藤浩司氏

黒崎バイパス建設のために立ち退きになった区画を発掘調査している。その調査結果をプロジェクターを用いて説明されました。ちょうど、旧長崎街道上で藤田商店街の方向からJRの線路を渡ったあたりです。今でも発掘調査用のプレハブが建っていて、調査をしています(私は道路工事の事務所かと思っていました)。
 発掘調査の方法は、表土から次の層、その次の層という具合に、その層毎に年代を見極めながら下に向かって調べていくようです。長崎街道が約90度曲がるこのあたりは、本陣(御茶屋)と町屋があって、土の層が7層見つかりました。7層ということは、それだけ町の変遷があったとも言えるそうです。ちなみに過去から田畑であれば層が形成されないということです。
 ちょうど本陣が作られた時代の層で、ここが井戸、これが溝、カマド跡、などと調べていきます。興味深かったのは、裏に「黒崎」と書かれた磁器。磁器としては伊万里焼のようではあるが、黒崎と焼きこんだ磁器をこちらに運んだとは考えにくい。結局、福岡黒田藩御用達の須恵焼であり、殿様のおもてなしに用意された食器であろうということがわかったそうです。
 また、キリストの半身像とマリヤ半身像が裏表に描かれたブローチのような鋳造品。キリシタンに厳しかったという黒崎に、なぜ落ちていたのか。町屋の誰かが忍び持っていた?あるいは、街道を歩いてきたキリシタンが落としたもの?想像は膨らみます。

ちょっと固くなりますが、まとめとして次のことを示されました。
 城下町から宿場町へ
1.長崎街道を城下町に引き込み、さらに宿場町へ取り込むことで町は発展。
 (90度曲がっている理由)
2.本陣・脇本陣・代官所などの宿場機能の整備。
3.都市と農村、都市と漁村が共存するまちづくり。
4.旅客、貨物輸送拠点として湊を整備。
5.開田事業政策への転換。
6.城、宿場、街道・湊を備えた黒崎の重要性。

講師も言われていましたが、黒崎宿場町の中心である本陣をつぶすように作る道路はいかがなものでしょうか?バイパスの有効性もわかりますが、道路を作る資金で、この宿場町を再現して欲しかったなあと思った次第です。

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Posted by さだ at 2006年12月12日 22:01 │Comments(0) | TrackBacks (0)
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