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何故「有償ボランティア?」

ボランティアって何だろうって時々わからなくなることがあります。
 自分が明確にボランティアと思って参加したのは、阪神淡路大震災のときに北九州から数名で援助活動に加わったときです。全国から送られてくる物質を公園などで配布したり、街を回って個人の家の片づけを手伝ったりしました。
 ボランティアを手話で表現する仕方は、以前は「労務を提供する」という表現だったが、今は「共に活動する」という趣旨に変わっていると聞いたことがあります。「手伝ってあげましょう」ということではなくて、「一緒に取り組みましょう」というのが、今のボランティアと認識しています。地域のまつりを運営したり、街をきれいにしたりするのもボランティアかなあと思います。
 しかし、ボランティアの中にも「有償」というものがあります。当社ではありませんが、福祉施設の中には「有償ボランティア」を受け入れている所もあります。また、移動制約者の移送を支援する取組みの中にも「有償」の所があります。「いつも手伝ってもらってるのに無償では申し訳ないから、わずかでも」という気持ちは理解できます。でも、ボランティアなのかと疑問に思うことがあります。
 所得格差という面で「最低賃金」が国会でも議論されています。しかし、この「有償ボランティア」は最低賃金と無償との間に位置付けられるグレー空間です。
 特に福祉面でコストがかかってくると、自治体も「ボランティアやNPO」に頼ろうとしてきます。そして、「有償ボランティア」もとても有効な駒として考えられたりしています。日常的に「労務的」なことを行うことが、果たして「ボランティア」なのでしょうか?
 要介護者の介護をすることは決していい加減な気持ちでは事故にも繋がります。移送支援もしかりです。このようなことは、しっかりと労働コストを負担することを避けてはいけないと思うのです。ボランティアですむことと、すまないこととがあるのではないでしょうか?

Posted by さだ at 2007年03月12日 21:39 │Comments(0) | TrackBacks (0)
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