タクシー業界が県単位で全車禁煙を選択する理由

禁煙タクシーとは、定められた表示を行って「禁煙」であることを宣言しているタクシーのことで、運送約款でも
「旅客が当社の禁煙車両内で喫煙し、又は喫煙しようとしている場合、運転者は喫煙を中止するよう求めることができ、旅客がこの求めに応じない場合には、運送の引き受け又は継続を拒絶することがあります。」
と決められています。
この禁煙タクシーは、平成18年の統計として福岡県で124台(1%程度)しかありません。当社でもまだ1割強です。最近は、毎年2倍くらいのスピードでは増えていっているのですが、まだまだ少ないのが現状です。
こういった中で、県単位などで一斉に全車禁煙に踏み切るには理由があります。
1. 自社だけで禁煙にすると、喫煙者が他社に流れるのではないかという恐れ。
2. 自社内でも、数台の禁煙車がある場合、その運用方法が難しい。当社では、配車依頼があった場合、配車時間やタクシー配車の効率上、その都度お客様に尋ねることなく禁煙車の区別なく配車してます。ところが、たまに「どうして禁煙車を回すのか」という苦情を受ける場合もあります。駅待ちなどでも、混同して待つことになるが、禁煙車を望むお客様とそうでない場合とが順番によっては互い違いになることもあります。
3. 地域で90%以上が禁煙車になる場合は、写真のような表示灯が免除される、というコスト面からの判断。表示灯は、1つ約1万円程かかります。東京の法人タクシーが38千台ですから、全部着けたら4億円近く必要になります。これがいらないとなると、全車でした方が経済的ということです。
本当は、中国で検討されているように、法律上タクシー内が禁煙になることが、一番簡単だと思うのですが。
Posted by さだ at 2007年07月25日 10:23 │Comments(0)
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