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タクシー値上げをしない会社の言い分

北九州地区タクシー運賃の値上げの実施が12月3日と迫ってきているが、当社の周辺でも値上げを実施しない事業者もある。できれば値上げは実施しない方が、お客様にとってもいいのは間違いがない事実であるが、タクシーは一般の商売と異なる点がある。
 私は、この地域の協会の長として、値上げを実施しないと表明している会社のトップと会談したりしている。概ねの考え方は、
「10%の値上げをしても、増収となるのはせいぜい5%くらいだろう。とすれば、自分の会社(だけ)は、値上げしなくてもそれくらいの増収が見込めるだろう。お客様にも迷惑をかけずに済むし、メーターの設備投資も必要ないので、値上げは見合わせたい。」
なるほど、もっともな理論であり、そう考えられると回りはきつい状態である。
こういった意見もある。
 「うちは、厳しい状態で新車も入れられず、メーターを入れ替える余力もないから値上げも見合わせたい。」
 通常の商売であれば、仕入れを抑える工夫をするとか、効率化をしてコストを抑えた結果で値下げをするのであるが、タクシーの場合は車両の質を抑えるか、乗務員の給料を抑えるか(高齢者の雇用などで)しかない。結局のところ、輸送の安全(交通事故や車内)という部分に及んでくる可能性があることが、見えないながらも怖い点である。
 値上げをしない、ということでは全体的な需要の喚起にはならない。他社の顧客を取るかどうかというだけである。
 私はむしろ、閑散時間帯の割引とか、回数割引とかの需要喚起策にコストをかけるべきだと思っている。全体的なタクシー需要を増やす取組みでないと意味がないと思っている。
 値上げする会社と、しない会社で、安易な顧客得策に走っていく風潮がいいものかどうか、とても疑問です。

Posted by さだ at 2007年11月19日 20:08 │Comments(0) | TrackBacks (0)
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