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西日本新聞来社

遠賀郡のタクシー会社のある運賃について西日本新聞に連載された件で、新聞社に対して意見書を送っていましたが、昨年末に“今度は両者の考え方を紙面討論という形で掲載したい”という依頼があってました。
 今日、新聞社の記者の方が当社に来られて、2時間ほど話をしました。
 タクシーの特殊性(派生需要、即時性、時間消費型)を再度説明し、単なる一律の値下げでは需要の発掘にはならないし、安くした分需要が増えたとしても車両が増えれば同じ事、などといろいろと説明しました。
 最初はどうも記者の反応が悪く、「中立な立場で聞きに来たのだろうか?」と疑いたくなるような雰囲気でした。
 いろいろ説明した後でも、記者が「それでも安くしたら自家用車やバスからタクシーに移って需要の喚起になると思わないか?」と聞くので、
「それなら、鉄道が何故運賃を下げることをしなかったのか?全国どこでも、乗客が減少してきて一部の路線が廃止になるというときに、値下げをして需要喚起をしようという政策が何故とられなかったのか?」と尋ねました。記者は「え?」というような顔をして、答えきれませんでした。
 鉄道の長い歴史の中では、運賃についてもいろんな試みがなされてきましたが、結局「一律値下げ」では増収にはならず何も解決せず、ジリ貧になるだけだった。「価格弾力性」といって、価格を1変動させたときに需要がどれくらい反応するかという指標では、交通事業の場合は1以上にはならず価格を下げた分以上の需要増は見込めないという「常識」があることも説明しました。
 需要喚起のためには、サービスとともに料金というのは大きな武器であり、値下げも有効な手段であるが、事業が効率化されない中での「一律値下げ」は得策ではない。高齢者や女性などターゲットを絞った割引や時間帯を絞った割引、あるいは成人の日割引などテーマ制のある割引などを研究していく必要があると説明しました。また、そういった割引も本来は1社単独で行うものではなく、地域全体で行って需要を喚起していくものであることも。
 記事は、22日に掲載される予定だということです。さて、どんな記事になるものか楽しみです。

Posted by さだ at 2008年01月12日 23:08 │Comments(0) | TrackBacks (0)
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