T交通の増車問題再燃

10月1日施行が決まった「特定地域におけるタクシーの適正化及び活性化に関する特別措置法」。図に見られるように、仙台市では、平成10年に比べて、需要が13%減少したのに、供給が47%も増加し、様々な社会問題を起こしてきました。これは、各社が自社の利益だけを追求するあまりに、規模の拡大をしてきた結果です。
以前、福岡のT交通の増車問題について書きました。同社は、当初44台の増車を申請しましたが、同社が九州地区の会長が出資している会社であることから、周辺からの不満が出て、22台での増車申請に切り替えました。特措法が成立したのを一番喜んだ筈の会長であり、まさにこれからという時であることから、福岡、九州、さらには全国からのブーイングがあり、盆前に22台は取り下げをしました。しかし、その後に「T交通の株は全て手放したから、もう一切関係ない」と言い捨てました。
特措法の成立には、タクシー議員連盟にも尽力を頂いた経緯もあり、「総選挙が終わるまでは増車騒ぎは収めてくれ」という空気もあり、一時収まっていました。ところが、昨日の31日に、九州地区の会長が株を手放したというT交通が再度22台の増車申請をしました。
少なくとも、「みんなで増車を抑制し、仙台のようなひどい状況は作るべきではない」という立場なら、何故T交通の株を手放す必要があったのか?檻に飼っていたトラをわざわざ放して、「俺は関係ない」というのはいかがなものか?
顧客が増えて業績を伸ばしてきた会社が、さらに増車したいという気持ちは良くわかります。しかし、全体のパイは減少しているのが現状なのです。競争が働いて顧客が付いてない車両が減少する仕組みができるまでは、身勝手な増車は控えるべきではないかと思います。
Posted by さだ at 2009年09月01日 11:00 │Comments(4)
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供給過剰についての認識が、T社と同業他社とでは違っている気がします。
同業他社は営業エリア全体が相対的に供給過剰と捉え、自ら減車できないため、皆で一緒に横断歩道を渡ろうとしているのに対し、T社は自社ベースの供給が絶対的に足りない(足りなくなる)と捉え、たった一人で(M社も?)歩道橋を渡ろうとしている。
この認識の差異はどこまでも埋まらない気がします。T社やM社が存在する限り、タクシー新法は骨抜きになる。では、どうするか。
一つの答えは、世の中にはやむを得ないことがあるということです。その場合の方向性は、国交省想定の枠組みを超え、タクシー行政は地方分権化され、供給過剰の歪み是正は各都道府県の公安委員会が管轄する流れになるでしょう。
もう一つの答えは、T社M社を黙殺して、同業他社だけでやれるところまでやる、ということです。贅肉を削いで筋肉質になったところで値下げや大胆なサービス提供に打って出る。場合によっては同業他社全体で協同組合化や合併を行い、T社M社勢力に対抗していく。
素人考えですが、如何でしょう?
Posted by xxxファイル 2009年09月01日 17:46