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全国の労務委員長会議

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今日は、東京の市ヶ谷にて、「全タク連の労務委員会」がありました。
 今回の主題は、「タクシー事業における賃金システム等に関する懇談会」で議論されていることの協議です。この懇談会は、タクシーが供給過剰になっている一因としての「タクシーの賃金制度」が問題視され、あるべき制度を模索しようというものです。今まで、2回の会議が行われましたが、これまでは問題点の整理や経営・労働側の主張を述べるにとどまり、次回から本格的な協議に移ることになり、事前に会員の協議が必要だと判断したのだと思います。
 最初の富田会長の挨拶では、「長い間経営してきた中で、歩合制に代わるようないい賃金制度は考えられない。東京でも、固定給で始めたケースが2回くらいあったが、どれも1ヶ月くらいでつぶれた。国交省が50台くらいで、固定給でやってみたらいい、というジョークを言ったくらいだ。」と、立場上言えないと言いながらも、懇談会の行方に冷ややかな意見を述べていました。会長の、正直で率直な意見を述べるところが、私は気に入っています。
 会議では、全タク連が
① 賃金の一部を固定給にすることは止むを得ない
② 固定給の割合は4~7割にすることが適当
との考え方を示したことで、会場からは反対意見ばかりが飛び出しました。香川、富山、鳥取、宮崎、石川、岩手など、売上が低迷している地方から、「歩合給を否定したら生き残れない。」という意見でした。懇談会の委員としては東京の事業者しか選任されていないので、東京ペースで議論が進むことへの危機感が表れた結果かと思いました。
 本音で言えば、すでに通常の賃金制度としては崩壊し、雇用を守ることを優先した労使協議で落ち着いているような地方にとっては、「今更、賃金システムについて議論できる状態ではない」という思いなのでしょう。
 しかし、労使と学識経験者で構成される懇談会では、この本音の議論をする訳にもいかず、適当な理想論でまとめるしかないのでしょう。
 本当にタクシーを再生する気があるのなら、例えば一番需要が計りやすい駅構内のタクシー入構車両数を調整する実験などをしてみたら、解決策が見えてくるのではないかと思います。でも、そこまで踏み込む勇気は誰も持たないでしょうね。

Posted by さだ at 2009年09月10日 21:03 │Comments(0) | TrackBacks (0)
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