糸島の地域活性化プラン「トゥクトゥク」とタクシー
25日糸島市で開催された「第2回糸島市地域活性化プランコンテスト」決勝にて、「糸島トゥクトゥク走り隊を使った観光案内事業」が優勝しました。
トゥクトゥクと言えば、タイなどでタクシーと並んで市民の足になっている乗り物です。コンテストでの発表によると、観光バス、タクシー、カーシェアリングの3つを比較して、タクシーは高いなどどれも欠点があるとして、「安価で融通が効いて、糸島のことがわかる手段が必要」と説明していました。
また、トゥクトゥクを5台導入して、糸島在住の市民が観光案内兼ドライバーになるように提案していました。一番の競合はタクシーであるが、安いという点で優位性があるのと、予約制であることから競合しないと説明していました。許認可事業の問題については、公道を走る点ではすでに他地域で許可が出ていることと、タクシー事業では無理でも観光事業としては可能であると(訳のわからない)説明でした。
これらの説明を聞いて、審査員の方々はおもしろいと思って優勝になったのだと思いますが、有償での運行を考えているとしたら、あまりにもお粗末な調査結果です。有償で行う場合は、たとえ安くても観光事業としてでも許可はおりない筈です。
宮崎の青島では6月から運行していますが、営利事業としてできないので無料となっています。これも、補助金活用での無料運行がどこまで道路運送法に抵触しないのか、疑問が残る問題です。コミュニティバスは有償で市町村内の乗合運送を行うものですが、これは福祉目的の福祉有償運送であって、観光目的にはあてはまらないものです。地元のタクシーとの競合という問題も、発表では問題ないとしていましたが、大きな問題が出てくることは間違いないでしょう。
もうひとつ、これはタクシー側の問題ですが、観光事業として「タクシーは高いから使えない」という市民の意識について真摯に向き合わないといけないと思います。観光という面での「足」の必要性は、このコンテストでも優勝するくらい大事なことなのに、タクシーがそこから除外されるという現実を考えなければなりません。事業者もですが、運輸局もその現実をよく考え、一緒になって有効な運賃制度というものに向き合わなければならないと思います。
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Posted by さだ at 2011年09月27日 16:43 │Comments(2)
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タクシー会社の方に「釈迦に説法」かもしれませんが、日本のタクシー料金って「中長距離が高い」体系ですよね。これだとちょっと観光で使おうという気になりません。
また、長距離が高いことで敬遠されるのは空港のタクシーでも同様ではないでしょうか。
中小規模の空港では鉄道など大規模な輸送機関はまず採算が取れません。(場合によってはバスも)この場合の公共交通機関のベストの解はタクシーなのですが、空港は大抵郊外にあるので料金が高くなりすぎます。で、自家用車使用しない場合、遠くても、大規模な輸送機関のアクセスの良い空港を利用するようになり、ますます中小空港は不便になってしまうわけです。
これは「深夜早朝」であれば大規模空港だって同一です。
日本で「深夜/早朝便」が定着しないのはこの辺に理由があるのかもしれません。実際、私は現在横浜に住んでいるのですが(実家は北九州市)羽田や成田から直接タクシーを使おうとは思いません。
Posted by masa 2011年10月01日 11:36